NEWS / イベント情報
2024.02.09
2/25(日)酒蔵開き当日、緑区ルネッサンスフォーラム主催の「大高城跡見学会」も実施します。山盛酒造さんの駐車場にて受け付けていますので、この機会にぜひご参加ください。
詳細はこちら
2024.02.01
2/25(日)、4年ぶりに大高の酒蔵が開きます。 「神の井酒造」・「山盛酒造」、両蔵の香りと新酒をお楽しみください。 詳細はこちら→
神の井酒造 山盛酒造※各蔵で開催内容が違います。事前にホームページにてご確認ください。
2020.12.16
緑区大高町石ノ戸33に
「大高観光案内所」 を開設しました。ぜひ、お立ち寄りください。
開館日:毎週土・日曜日 開館時間:10:00-16:00
※不在の場合がありますので、事前にご確認ください。TEL:052-755-3242
神話と酒蔵と戦国史のまち、「大高」
古くから草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)が祭祀された氷上姉子神社があり、日本武尊(やまとたけるのみこと)と宮簀媛命(みやすひめのみこと)が結ばれた地、大高。
江戸時代から酒造りが盛んで、今でも酒蔵のある街並みが情緒を醸し出す。
また、近世への道を開いたと言われる織田信長の「桶狭間の戦い」で大高城兵糧入れから開戦劈頭、今川・織田両軍の激しい攻防の舞台となった丸根砦、鷲津砦はその後の日本の歴史に大きな影響を与えました。
是非、歴史とロマンあふれる大高の地を巡ってみませんか。
みどころ
三種の神器「草薙神剣」にまつわる伝説や神社、碑などパワースポット
江戸時代に端を発し現存する3つの酒蔵の酒、蔵人の想い、催事
大高城、丸根・鷲津の砦など「桶狭間の戦い」の攻防の拠点
今、行ってみたくなる大高のいちおし人気スポット、お土産、イベントなど
【神話】
◆氷上姉子神社
祭神は日本武尊のお妃・宮簀媛命。日本武尊なきあと、この地で祀っていた草薙神剣(くさなぎのみつるぎ)を熱田の地に遷座して創祀したのが熱田神宮の始まりとされています。
宮簀媛命の死後、仲哀天皇(195年)の時代、宮簀媛命の父(尾張国造:乎止与命)の館跡(いまの元宮)に創祀され、持統天皇4年(690年)、現在地に遷座しました。
この地は古く、火上の里(ひがみのさと)とよばれていましたが、永徳3年(1382年)、社殿が火災にあったため火の字を避けて「氷上」と改め、火高(ほだか)は「大高」に改めたとされます。
三種の神器「草薙神剣」にまつわる日本武尊と宮簀媛命の伝説・ラブロマンスを紙芝居でご紹介。
◆寝覚の里
日本武尊と宮簀媛命が束の間を過ごした館のあった場所とされています。
かつてこの地は昔は海で潮が打ち寄せて朝な朝なに海潮の波音に寝覚められたというロマンスがあります。
明治43年熱田神宮の角田忠行宮司が建てた碑石には、「千八百年の昔、倭武天皇の火上の行在所に巫しし時、朝な朝なに海潮の波音に、寝覚し給ひし方なる故」と記してあります。
【酒蔵】
◆大高の酒蔵
大高の酒造の起源は、江戸期元禄10年(1697年)、酒株の制度がしかれ、山口弥三郎(餘延年翁の先祖)120石・山本庄左エ門80石の計200石の酒株を得て醸造が始まったと言われます。
この頃の運上金はかなり重税でしたが、尾張藩では藩財政逼迫のため100石に付き150両で新株を無制限に許可したため新蔵が続出し、生産量が増えました。
多くは、大高川を介して樽船で西は瀬戸内方面から、東は遠く江戸まで運ばれました。
明治18年頃には大高に9軒の酒蔵がありましたが、令和の現在、神の井酒造・山盛酒造・萬乗醸造の3軒となりました。
名古屋市には5軒の造り酒屋が残っていますが、1つの小さな町にこれだけの酒造業が集中しているのはめずらしいことです。
毎年2月最終日曜日は、「神の井酒造」と「山盛酒造」の2軒で「酒蔵開放・酒蔵見学会」が開催され、多くの人で賑わいます。
神の井酒造
山盛酒造
【戦国史】
◆大高の史跡 大高城址・鷲津砦・丸根砦(全て昭和13年国指定文化財)
織田、今川両軍の前哨戦の舞台
今川義元の尾張侵攻の拠点「大高城」を包囲し、監視するため、織田信長が築いた「鷲津砦」と「丸根砦」。
松平元康(のちの徳川家康)の大高城への兵糧入れに始まり、今川方の「鷲津砦」と「丸根砦」への攻撃が、信長を出陣させ、桶狭間の戦いで信長が勝利したことは、戦国の時代から新たな時代へ突き進むきっかけとなります。
この戦いで命拾いをした松平元康は、今川義元の人質から解放され、人生の活路が見え、大高城は開運の城となりました。
◆戦国当時のイメージ
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大高城跡
室町後期に東浦・緒川城主の水野氏の出先の砦とされていたが、のちに尾張国の守護・土岐(頼康)氏の守護代が大高城主となる。土岐氏が弱体化すると再び織田方の水野氏が城主となった。
桶狭間の戦いの時、鳴海城の山口左馬之助教吉が織田を見限り今川方に付くと水野氏は大高城を放棄。大高城は今川の鵜殿長照が守り、松平元康(徳川家康)の兵糧入れは有名である。その後、今川の敗北により元康は故郷の岡崎に帰り大高城は廃城になった。
江戸時代になり初代藩主徳川義直の母の兄、志水忠宗が尾張藩の家老として三ノ丸跡地に居宅を設けて支配したが江戸幕府の滅亡と共に廃した。
鷲津砦跡
織田信長は大高城と鳴海城の間を遮断するために、鷲津砦と丸根砦を築いた。
鷲津砦には守将として織田秀敏と飯尾定宗・尚清父子が布陣した。尚清とも信宗とも言われているが、城将名については諸説あり通説は「定宗・信宗父子」(信長公記)。なお、改正三河後風土記によれば、近江守定宗の弟隠岐守信宗と記されています。(引用:小和田哲男 「桶狭間の戦い」 学研文庫)
大高城の北東約700mの丘陵上に築かれ、東西25m、南北27mの規模だったという。
丸根砦跡
「丸根砦戦殉難烈士之碑」
の慰霊碑
丸根砦は、鷲津砦の東南700m、鳴海から延びた丘陵の先端に築かれ、東西36m、南北28mの砦の周囲を、幅3.6mの外堀が囲んでいた。
佐久間盛重を将とする織田軍が立ちこもり籠城(ろうじょう)するとの予想に反して攻撃に打ち出たので大激戦になったが、松平元康(後の徳川家康)を将とする今川軍に敗れ全滅したといわれている。
2023年版ご訪城の記念の御朱印を2種作成し、御好評いただいております。
⇒ 野菜直売とコーヒーの店
「はな華」にて販売中
【大高の今】
◆MAP
◆散策おすすめコース
◆大高のお店紹介
コロナ対策により各店の営業時間が変わっている場合があります。来店時には事前にご確認ください。
記載内容は2020年3月のものです。
事前連絡で酒の購入・酒蔵の見学可
ヤマトタケルノミコトの草薙の剣の神話が残る大高の地で酒一筋150年。柔らかな口当たりと軽やかな後味をご堪能ください。
◇緑区大高町字高見25番地 ☎052-621-2008
事前連絡で酒の購入・酒蔵の見学可
明治20年、江戸時代築造の酒蔵を譲り受けて大高にて創業。大高の古い街並み・昔ながらのたたずまいを残す酒蔵の中で丁寧に日本酒を造っています。
◇緑区大高町字高見74番地 ☎052-621-2003
◇緑区大高町字鶴田193 ☎052-621-1205
営/09:00~17:00 ※土曜朝市 07:30~
休/日曜日、祝日
◇緑区鳴海町下汐田86 ☎052-622-6877
営/06:30~20:30 ※年末年始は変更する場合があります
休/年中無休
新鮮な素材を活かした四季折々の味をお届けしています。
◇緑区大高町鶴田5 ☎052-622-0002
営/11:00~15:00、17:00~22:00
休/月曜日、第1・第3火曜日
古民家で食べるスリランカ人シェフ直伝の本格派スリランカカレー、和牛の牛スジカレー、日替わり釣り魚のランチがおすすめです。
◇緑区大高町鶴田208 ☎052-621-3140
営/08:00~17:00
休/月曜日、火曜日
新鮮野菜の直売とみたらし団子、ボリュームたっぷりの日替わりランチが人気です。
◇緑区大高町鶴田190 ☎052-627-0787
営/08:00~18:00 ※土曜日 07:00~18:00
休/水曜日
元日本料理長の店主が創る最高の料理、ギンギンに冷えたおいしい生ビール、カラオケもあります。ランチもやってます。
◇緑区大高町鶴田190 ☎052-622-9233
営/11:30~14:30、17:30~23:30
休/月曜日、第3日曜日
教科書取り扱い店。その他、書籍と文房具も扱っています。
◇緑区大高町字高見30-3 ☎052-621-2064
営/09:00~19:00
休/不定休
クオリティの高い回転寿司と一品料理が自慢です。ランチの種類も豊富です。
◇緑区鳴海町下汐田68-1278-1 ☎052-625-5800
営/[月~金] 11:30~14:00、17:00~21:30 (L.O.21:15)
[土日祝] 11:00~15:00、17:00~21:30 (L.O.21:15)
休/年中無休 ※臨時休業あり
地元で人気の老舗の居酒屋。魚も焼き鳥も美味しいです。
◇緑区大高町字上瀬木川西9-1 ☎052-622-4129
営/[月~土] 11:00~14:00(ランチ)、17:00~23:00
[日 ・ 祝] 11:00~14:00(ランチ)、17:00~22:00
休/水曜日
「幻の大高絞り」は、絞り加工に特化した一技相伝の「括り」の伝統技です。鳴海・有松と並び、京絞りにも継がる「大高絞り」がマスクで現代に甦りました。大高観光案内所で販売しています。
絹マスク1枚 1000円(税込) / 麻・綿マスク 2枚 1000円(税込)
神話のロマン古事記につながる古い歴史と豊饒の海、伊勢湾・あゆち潟(年魚市潟)に囲まれた豊かな大高の風土が大高ブロッコリーを育てました。
手造り 無添加 ペクチン不添加のオリジナルブロッコリージャムです。野菜直売とコーヒーの店、「はな華」で販売しています。
1個 500円(税込)
「大高城ご訪城記念御朱印」の2種は、大高観光案内所と、野菜直売とコーヒーの店、「はな華」の2か所で販売しています。
各セット 1000円(税込)
◆大高のイベント
2月
最終日曜日
酒蔵開放・酒蔵見学会 & 大高フェス
江戸時代から続く酒蔵の蔵開きと、この地の神話から戦国、近世へとつながる歴史体験祭り、「大高フェス」も同時開催。
3月
最終日曜日
太々神楽
正徳二年(1712年)から、熱田神宮で始められ、その後周辺の神社に広まり、氷上姉子神社では,天保二年(1831年)から始められた。
5月6日
頭人祭
熱田神宮での神輿渡御神事の翌日、神宮から頭人が派遣されて氷上姉子神社を参拝する。熱田神宮と氷上姉子神社の密接な関係を示す神事。
6月
第4日曜日
大高斎田御田植祭
水玉模様の着物に身をつつんだ早乙女が田植歌に合わせ田舞を舞い、早苗を斎田に植えて、五穀豊穣を祈る。
9月28日
大高斎田抜穂祭
境内にある斎田で刈り入れのお祭りを行い、収穫されたお米は、熱田神宮の年間の祭典用神饌として本宮他各社にお供えされる。
10月
第1日曜日
氷上姉子神社例祭
「大高祭」とも。各地区から花車が出されて市内練り歩きが行われる。行列の先導を務める「ええ猩々」は必見です。